インフルエンザワクチンの接種について

当院に通院中の妊婦さんでインフルエンザワクチンの接種を希望される方は、お早めにお申し出下さい。          【接種費用:¥4,000/回】

当院ではインフルエンザワクチンは、防腐剤としてのエチル水銀(チメロサール)を含有していない製剤を使用しています。

妊娠中にインフルエンザに感染した場合、非妊婦に比べて重篤な合併症を起こしやすく、流産率や死産率の増加との関連がみられたとの報告もあります。 不活化インフルエンザワクチン接種は、インフルエンザの重症化予防に最も有効であり、母体および胎児への危険性は妊娠全期間を通じて極めて低いとして、インフルエンザ流行期間の妊娠出産予定の女性へのインフルエンザワクチン接種が推奨されています。 

インフルエンザワクチンの効果は、接種後約2週間から約5か月とされており、日本の毎年の流行時期を鑑みると、ワクチン接種時期は10~12月中旬が理想とされます。 また、妊婦にインフルエンザワクチン接種をすることにより、お母さんの体の中で作られた抗体が胎盤を通して胎児にも移行するため、生後6か月頃まで児の罹患率を減少させる効果も期待できます。

 

目次